可換 環のレビューした作品一覧

レビューした作品一覧全3件
この作品の凄いところは、他に類を見ないような世界観がすっと入って来るところにあると思います。 主人公も論理的で、第1話の言語理解や送還してもらえるかどうかについての判断で冴えた思考をしていて、いきなり見どころを感じました。 そこからは、能力の測定でギャグみたいな展開になったかと思いきや、状況が急転していきなり投獄され、そこから能力を活かして華麗に打開。 ストーリーの滑らかさは見事という他ありません。 コメディあり爽快感ありで、一気に波に乗って読み進めてしまうような作品だと思います。 ぜひいかがでしょうか。
斬新な発想と、ギャグ調の話にマッチした文体が非常に良い相乗効果を生み出していると思います。 特に、2話の女神との掛け合いのシーンでは、主人公がおちゃらけた感じの女神に丸め込まれてしまうかと思えば肝心なところではきっちり弱みを押さえていたりと、作者のセンスの良さが滲み出ているのが分かります。 キャラの行動が心理学で言うところの「損失回避の法則」に則っていて自然なので、感情移入もしやすいんじゃないかと思います。 今後の展開に期待できる作品だと思いますので、是非ブクマしておいてはいかがでしょうか。
えー、この作品を読んだ時、僕が初めて抱いた感想がこれです(笑) 彼、テレビで妖怪好きを公言していましたからね。 この作品の良さですが、まずは「日本風異世界→中世西欧風異世界」の転生という点が斬新なことですね。 話の途中に「位相」という世界の外にある空間(?)的な概念が登場するのですが、これもまたよくあるアイテムボックスと似て非なるもので、新鮮だと思いました。 続編期待してます! 以上、しがないジャニオタのレビューでお送りしました。