小さな新聞記事に端を発した不可解な出来事と、植物学者を目指す僕がかつて遭遇した少し不思議な出来事。

眠たいのに眠れない――それはなぜか、そして睡眠不足と戦っているものは何か？

国語辞典を見ていた時にふと思いついたアイデアから出てきた漢字主体の話です。 どんな漢字が出てくるかが、見所です。 不定期連載のオムニバス形式で、一つ一つ独立した話になる予定です。ジャンルもバラバラです。こんな読み方があったんだ、と思ってもらえればサイワイです。

恋人と親友に裏切られて死を選んだ主人公。それを阻んだのは意外なもので……。

スキー場で地吹雪に遭い遭難してしまった俺を助けてくれたのは、どこか古風な感じのする姉妹だった。どこか浮世離れした彼女たちには秘密があった。

他人の『負の感情』を何でも受け入れてしまう優しい彼女。僕もかつて世話になってから、少しでも彼女の役に立ちたいと思っていた。でも彼女はそんな僕の思惑をはるかに超える人だった。

　小学校の頃からいじめにあっていた主人公を救ったのは、幼馴染と〝霧の夢〝。ただこの夢、ちょっと不思議で困ったところがあって……。

付き合っていた女に捨てられた主人公。傷心の彼の身の回りで、目に見えない誰かが世話をしてくれる？　いったい誰が、何のために？

生まれたところで疎まれて過ごした男にとっての「ふるさと」とは？

地上が荒廃し住めなくなった未来、地下都市で暮らす主人公が不思議な生き物を拾う。そこから『要注者』の主人公の生活が一変していく。夢を食べる紫色の〝獏〟と地下都市の探検をする中で、いろいろな事を体験し知らされていなかった事実を知っていく。やがて〝獏〟に誘われて地上へ出て行く決心をした主人公を待っていたのは、浄化されて生物の帰還を待つ地上だった。